| 添乗員オーちゃんの体験 |
| お客様の心霊体験??2001年8月14日UP |
| 私が真夏のギリシャ15日間のツアーに添乗した時の事です。第1日目、フランクフルトで乗り継ぎ、深夜アテネに到着しました。その日は何事もなくホテルでぐっすり。第2日目、炎天下、予定通りアテネ市内観光を行いました。そして、その夜のことでした。深夜2時頃、突然電話がなりました。「何だよ、こんな夜中に」と思いつつ受話器を取ると一人参加の男性客からでした。「どうかなさいましたか?」と尋ねると、「私のベッドから電磁波が出てるんです」と。「???。」一瞬何がなんだかわからず「はい?」と。「私のベッドから電磁波が出てるんです」と再び。「電磁波ですか?分かりました。すぐ行きます。」大方夢でも見てるんではと思いつつ着替えてお客様の部屋へ行きました。布団も全部どけてベッドをチェックしましたが私には「電磁波」は感じられませんでした。ただ、本人が感じてるので、「何もありませんけど。でも気になるのでしたら私と部屋、替わりましょうか?」と提案しました。しかし、お客様の部屋は所謂ツインのソロユース、私の部屋は完全なシングルルームでシャワーオンリー。その為部屋交換はちょっと、ということに。「お飲みになれるようでしたらミニバーにちょっとしたアルコールがありますので睡眠薬代わりに如何でしょうか」と話し、私は部屋へ戻りました。その約2時間後、すなわち午前4時頃再び電話があり「やはり電磁波が出てる。心臓に悪いのでツアーを切り上げてもう帰国したい」と。「は?」と思いましたが、何となくちょっと変だなと感じていたこのお客様、ツアーはこの後サントリーニ島やロードス島にも行くし、帰してしまうならここアテネだな、と思った私は帰りの航空運賃、(チケット変更は出来ないので)正規運賃を自腹になりますがいいですか?と確認し、すぐ会社に連絡し、ローマからの日本航空便の予約を入れてもらい、朝6時にそのお客様を連れてタクシーでアテネ空港へ。ローマまでのチケットを購入し、「ローマに着いて、スーツケース受け取ったら、出口出て、上の階の出発ロビーの日本航空カウンターへ行って日本人職員捕まえて予約は入ってる旨話し、その場でチケット購入してくださいね。」と手順を説明し、送り出しました。そうしてタクシーで再びホテルに戻った頃、丁度他のお客様たちは朝食を終え、出発までのひとときでした。 そして、一年後、やはり真夏のオフィスの午前中、オスロのホテルの添乗員から一本の電話が入りました。「お客様がベッドから電磁波が出てる、ツアー2日目でもう帰りたいといってるのですが」と。電話を受けたマネージャーは「ん?この話どこかで聞いたことがある。」と思い出し、すぐに私が呼ばれ、聞かれました。「おい、○○、お前が去年ギリシャに行ったとき電磁波が出るといって2日目くらいに帰ってしまったお客さんいたよな。何て名前だっけ?」「○×様です」マネージャーはすぐに受話器に向かい、「分かった、帰りたいなら帰らせていいよ。すぐ帰国便の予約入れるわ」と。一体、あのお客様は何なんだ、とオフィスではちょっとした有名人に。後輩曰く、「ベッドから電磁波が出るなんて無料の電気マッサージみたいで羨ましいな。肩こりもほぐれるでしょうに」と。私は「あのお客様、来年の夏も世界のどこかで電磁波感じるのかな」と思いながら、お客様の「霊感」の強さに感服しました。 |