想いだすのも嫌な出来事を少々・・
その1(失敗編)
タックン2001年8月23日UP

I can’t believe happening to me!
想いだすのも嫌な出来事を少々・・その1

まだまだ新人のころのお話、そうあれはパキスタン。私たちのグループが乗ったバスが故障、仕方なく路上で回送の私営バスをチャーターすることに、これが始まりだった。ホテルへ無事帰り、夜中に気づいた。無いのである、自分のパスポート、それにグループ全員分の帰りのチケットが入ったウエストバッグ。致命的なミスであった。翌朝、関係各所に連絡後パスポート査線プロジェクトが始まる。この時2グループであった為、先輩に私のグループを預けてガイドと走り回った。まずはバスターミナルで聞き込みを開始、あの私営バスが登録してあったバス会社を発見、あのバスはこの町の近郊を走っているとの情報を得ることができた。しかし近郊を走るバスだけでも数百台、方面を絞ってもゆう二百台はあると判明。もはやこれまでか?この時、東京のパキスタン大使館、イスラマバードの日本大使館、現地手配会社、パキスタン航空では全てを再発行する為動いていた。12月30日、たいていの職員は休み返上であった。
 夕方になってもまだ見つけることができず、かなりあせっていた。ガイドが言った。「インシャラー」そうここはイスラム圏、全ては神にゆだねられたのである。路上の店で、半泣きになりながらチャイをすすっていたその時である、あのバスが目の前を走り抜けた。奇跡が起きた。ダッシュで道路に飛び出し、無我夢中でバスを追いかけた、運転手が気づいてくれた。バスが止まった。周辺の道路は、大混乱が起きていた。突然日本人が飛び出し国道を走るバスを真中で止めたのである、バスの回りは200人以上の人だかりができていた、その群集の真中で私とガイドは抱き合って喜んだ、まさに映画のシーンのようであった。事情はこうだ、忘れ物に気づいた運転手は、翌朝自分の弟にホテルまで届けるよう手配して仕事をしていたのである。昼過ぎに私のバッグはホテルに届いていたのである。パスポートもチケットも無事、全員に感謝、知ってる全ての神様に礼を言った。

 自分のミスで、いったいどれだけの人間が動いてくれたのか想像もできない。パキスタンに行く度思い出し、反省し、お世話になった人への御礼は忘れることができない。