名札は大事
鬱病患者さん(2001年8月25日UP)
  いよいよ日本へ帰国という段になって、イエメンのサナー空港へ向かった。無事、チェックインしたが、到着が遅れているとの事。その便はカイロ経由で飛んでくるのだが、カイロでエンジントラブルを起こしたとの事だった。正確な情報が入らず、イライラしてきているなか、お客様をレストランに案内し、とりあえずは貰ったドリンククーポンを利用して、くつろいでいただく。自分はたまたまアメリカ人のグループとイタリア人のグループが居たので、添乗員3人で話合い、共同で物事を当たる事にした。結果、カイロからの運航は放棄。代わりとしてイエメン航空をチャーターして、カイロに向かい、本来、乗る便であった便に乗る事となり、サナーを後にした。(勿論、チャーター代は我々は1銭も払っていません。しかし、よく急にチャーターできたな…。機内のクルーは眠そうだったので、急遽、呼び出されたに違いない。)
  カイロに到着し、本来乗るべき便に乗り、無事、カイロを離陸。疲れもあってウトウトとしているところに機長からのアナウンスがあり、フラップが壊れたのでイスタンブールに緊急着陸をするとの事。着陸は成功し(滑走路の側には消防車が待機していました!)、修理を始めました。流石にこうも続くと乗客同士、次はソフィアじゃないか?いやどうせだったらブルガスに着いて、黒海で泳がして欲しいなど…話は盛り上ってきました。修理中は機内待機となったが、ドリンク・フリー、喫煙もOKとなり、皆次々と飲み始めました。修理は1時間くらいで終わり、今、飛び立てば、何とか東京行きの便に間に合うなと思っていたところ、イエメン人の乗客1名が泥酔し、クルーと降りる、降りないの問答が始まりました。それがなんと1時間半!東京行きはその時点で諦めました。結局はその乗客は問答中すっかり吐いて元気になったようで、引き続き搭乗を許されました。 
  フランクフルトに着くと、早速、交渉開始。私は今日の宿泊代と翌日の東京便の予約取りなおしを要求しましたが、今日の香港便が空いているし、まだ間に合うから香港経由で帰れとの事。料金の問題があるので、日本のルフトハンザの営業担当者に直接電話をかけ、OKを貰い、会社に香港経由で帰る事を伝えました。荷物のタグも全部、付け替えてもらいました。 
  香港行きの便に乗り(状況を聞いていたらしく、機内クルーも謝りに来てくれました。)、無事、香港に到着。そこに会社からの指示が来ており、大阪のお客様は香港から大阪へ。福岡のお客様は福岡へ直接帰国されるようにとの事。予約自身も入れ替わっていました。その事を地上スタッフに言うと、荷物を探さなくてはいけない。その人のタグ番号は分かるか?と聞かれたが、フランクフルトで付け替えているから、誰がどの番号かは分からない。お客様の名前とスーツケースの特徴を告げ、探してもらう事に。上手くいくかどうか分からないと言われた後、東京、大阪、福岡の便の乗り継ぎ手続き(航空券をさらに再発行してもらって)をして、香港で一部のお客様と別れました。 
  東京のお客様は全員、成田で荷物が出てきて、会社に終了報告の電話をすると、大阪、福岡のお客様のお荷物は無事に出てきたとの事。香港のルフトハンザのスタッフが総力をあげ、探し、見つけて、無事、お客様の乗る便に載せてくれたのでした。それを聞いて、良かった!と思いました。 
    長い長い2日間がこうして終わったのでした。